I think だけじゃない。『思う』を伝える英語動詞9選

  • URLをコピーしました!

自分の意見を言う時
つい I think を連発してしまう——
これ、意外と英語を学ぶビジネスパーソンの
「あるある」ではないでしょうか。


「この案がいいと思います」
“I think this idea is good.”
「もう少し時間がいると思います」
“I think we need more time.”
そのタイムラインでは締め切りに間に合わないと思います」
” I think we won’t make the deadline with that timeline.”

会議でもメールでも、
気づけば I think、I think、I think。

これは私自身が通ってきた道でもあります。
意見を求められれば I think、提案するときも I think。

どうすれば、
“I think”の繰り返しから抜け出せるのか。

この記事を最後まで読んでいただければ、
「あ、『思う』ってこんなに動詞を変えられるんだ」
「I think ばかりだと、こんなに損をしていたんだ」
と納得していただけるはずです。

<この記事を読んだらわかること>
・なぜ「思う」が全部 I think になってしまうのか、その本当の理由
・「思う」を全部 I think で済ませることのデメリット
・think 以外でビジネスシーンに使える9つの動詞と、その使い分け
・明日からの会議やメールで、まず何から使い始めればいいか

目次

なぜ「思う」が全部 I think になってしまうのか

そもそも、なぜ私たちは I think ばかり使ってしまうのでしょう。
答えはシンプルで、
日本語が「思う」という一語で、
ものすごく広い範囲の気持ちをカバーしているからです。

「彼は来ると思う」
「うまくいくと思う」
「誤解があると思う」

日本語ではぜんぶ「思う」で済んでしまいますよね。
確信があってもなくても、
根拠が経験でも直感でも、
語尾を「思う」にしておけば成立する。

これが日本語のすごいところであり、
同時に英語学習者の落とし穴でもあります。

日本語ネイティブの私たちは
慣れるまでは、 頭の中でまず日本語を組み立て、それを英語に変換しがち
だから「思う」と浮かんだ瞬間、反射的に think が出てくる。

日本語を介さず英語で考えられるのが理想ですが、
その途中段階では、どうしてもこの日本語変換が出てしまいます。

でも英語は、ここを動詞そのもので表します。
確信しているのか、
経験から感じているのか、
なんとなくそんな気がするのか ——

その「思い方の種類」によって、
英語ネイティブは使う動詞を変えています。

I think ばかりだと、なぜもったいないのか

” I think” 決して間違いではない。
でも、これを繰り返すと、
単調で、どこか子どもっぽく聞こえてしまって
もったいないのです。

その理由はふたつあります。

英語は同じ表現の繰り返しを避ける傾向がある

ひとつめは、英語は同じ表現の繰り返しを避ける傾向があるということ。

私がオーストラリアで働いていた時、
上司にこう言われたことがあります。
しかも、ちょっとうんざりしたような顔で。

「あなたの言いたいことはわかるけど、
 さっきから同じことを何度も繰り返している」

ショックでした。
でも、同時にハッとしました。
主張は同じでも表現を変えて言うことが
特にビジネスの場面では大事なんだと。

英語が繰り返しを嫌う傾向にある言語だと
聞いたことはありましたが
身をもって痛感した瞬間でした。

ニュアンスを平らにしてしまう

本来なら
「これは確信しています」
「なんとなくそう感じます」
「たぶんそうでしょう」と、
気持ちの温度はバラバラのはず。

それを全部 ” I think “でならしてしまうと、
あなたが伝えたかった
「自信の度合い」や「気持ちの種類」が、
相手にうまく届きにくくなります。

確信を持って提案したいのに、
“I think” のせいで自信なさげに聞こえてしまうとしたら——
これは本当にもったいないですよね。

つまり「 I think 繰り返し」からの卒業は、
単に語彙を増やすことではなく、
伝えたいニュアンスを正確に届け、
相手に与える印象もよくすることなのです。

think 以外の「思う」9選

ここからは、私が実際に仕事の場面でよく使ってきた
think 以外の9つの動詞を紹介します。

【1】believe(確信して思う)

“I believe this strategy will work. “
この戦略はうまくいくと確信しています。

believe は「信じる」と訳されがちですが、
ビジネスでは「強い確信を持って思う」というニュアンスで頻繁に使います。
I think より一段階、自信と責任が乗る表現です。
提案やプレゼンで「これでいける」と伝えたいとき、
believe を使うと説得力が増します。

【2】find(実際に経験してそう思う)

“I find this software easy to use. “
このソフトは使いやすいと思います。

find のポイントは
「実際に使ってみた結果、そう感じた」 という
経験に裏打ちされた意見であること。
単なる予想ではなく「やってみたうえでの感想」なので、
信頼性が高い言い方です。
レビューやフィードバックの場面でとても便利です。

【3】feel(感覚的にそう思う)

” I feel we are rushing this decision.”
この決定を急ぎすぎている気がします。

論理ではなく直感や感覚で「なんとなくそう思う」とき。
feel はやわらかく、押し付けがましくない印象を与えます。
反対意見や懸念を伝えるとき、”I think” だと少しきつく聞こえる場面でも、
“I feel” ならマイルドに切り出せます。

【4】sense(気配や兆候からそう思う)

“I sense some hesitation from the team.”
チームに少しためらいがあるように感じます。

sense は feel よりさらに繊細。
言葉になっていない空気や兆候を読み取って「察する」ニュアンス。
チームの様子や相手の反応から何かを感じ取ったとき、
sense を使うと観察力のある人という印象を与えられます。

【5】reckon(〔英・豪〕そう思う)

” I reckon it’ll take about three weeks.”
3週間くらいかかるのではないかなと思います。

reckon はイギリスやオーストラリアでよく使われるカジュアルな「思う」。
アメリカ英語ではあまり聞きませんが、
イギリス人やオーストラリア人の同僚と話すなら、知っておくと距離が縮まります。
「だいたいこのくらいかな」という、ざっくりした見積もりにぴったり。

【6】assume(前提として思う)

” I assume everyone has read the report. ”
全員そのレポートは読んでいるものと思います。

assume は「確認はしていないけれど、当然そうだろうと前提を置く」とき。
注意したいのは、外れることもある前提だという含みがあること。
「読んでいる前提で進めますね」と確認も兼ねて使えるので、
打ち合わせの冒頭などで重宝します。

【7】suppose(まあそうだろうと思う)

”I suppose that is our only viable option. ”
それが唯一現実的な選択肢なのでしょう。

suppose は「積極的に賛成というわけではないけれど、まあそうだろう」 という、
やや消極的な同意のニュアンスを含みます。
完全には乗り気でないけれど認める、
という微妙な気持ちを表現できる便利な動詞です。
イギリス英語で使用頻度が高いです。

【8】suspect(疑わしく思う)

” I suspect there may be a misunderstanding.”
何か誤解があるのではないかと思います。

suspect は「悪い可能性をうすうす感じる」とき。
problem や misunderstanding といった、
ネガティブな予感とセットで使われることが多いです。
「何かおかしいぞ」と感じたときに、 断定を避けつつ問題提起できます。

【9】guess(たぶんそうだと思う)

“I guess we can postpone the meeting.”
会議は延期できるのではないかと思います。

guess は確信度がいちばん低い、カジュアルな「たぶんね」。
根拠は薄いけれど、とりあえずそう思う、というときに。
アメリカ英語の会話で非常によく登場しますが、
ビジネスでは少しくだけた印象になるので、
フォーマルな文書では believe や suppose に置き換えるのがおすすめです。

明日から、こう使い分けよう

この9つ、確信の強さで並べると違いがぐっとクリアになります。
強い順におおまかに言えば、
believe(確信)→ find(経験に基づく)→ assume(前提)→ suspect / suppose(やや弱い)→ guess(たぶん)。

そして feel と sense は、
確信度というより「直感・感覚」で感じ取るタイプの動詞。

こうして並べてみると、
英語が「思う」の温度差を、 動詞自体が自然に表現しているのがよく分かりますね。
日本語なら「思います」の前後の言葉や口調で調整する部分を、
英語は動詞そのものが担っているんですね。

いきなり9つ全部を使いこなそうとしなくて大丈夫です。
むしろ欲張ると続きません。

例えば、
今日は2回目の「思う」は、
“think”の代わりに”feel”を使おう、
確信がなければ “assume”を使ってみよう
など、事前に決めておくこと。

こんな感じで、まずはいくつかを意識して使ってみてください。
これだけで、ぐっと伝わりやすく、こなれた印象になります。
慣れてきたら3つめ、4つめと少しずつ増やしていけば十分です。

引き出しが増えると、
あなたの英語はぐっと伝わりやすく
こなれた印象になります。

まとめ

“I think” は便利な万能選手ですが、
そればかりに頼ると、
伝えたいニュアンスや確信の度合いが
相手に届ききりません。

そして英語は、同じ言葉の繰り返しを嫌う言語。
動詞を選び分けることは、
伝えたいニュアンスを正確に届けると同時に、
相手に与える印象もよくしてくれます。

最初から完璧を目指さなくて大丈夫。
まずは どれかふたつくらいから使ってみる。

『思う』を使い分けられると、英語がぐっと伝わる。
さっそく今日から「脱I thinkの繰り返し」試してみませんか?

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次