なぜDigital transformationは”DX”と略されるのか? アルファベット“x”の持つ意味

ヘルスケア業界で働いている人にとって
「DX(デジタルトランスフォーメーション)」や「DTx(デジタルセラピューティックス)」といった用語は
わりと頻繁に出くわす略号(abbreviation)だと思います。
素朴な疑問として
デジタルトランスフォーメーションの略号は、なぜ”DT”じゃないの?
デジタルセラピューティックス(DTx)の”x”って何?
と思ったことはないでしょうか?
私はずっと疑問に思っていたので、この機会に調べてみたところ
アルファベット“x”には色々な意味があることがわかりました!

1. DX(digital transformation)の”X”の由来
へルスケア業界における「DX」とは、デジタルを使った医療の「変革」を示しますが、
アルファベット “X”は、”transformation”の接頭語である”trans”(超えて、横切って、変換の、別の状態へ)を
意味する文字として使われるらしいです。
これは、“X”の2本の線がcross over (超える)しているような形に由来しているとの事。
また、数式で使われるx(変数)に由来しているという説もあり、変数(variable)、つまり「未知」であることが
進展して、”X”には「革新的な」の意味も込められているとの事です。
確かに、Oxford等の辞書を確認すると、”X”, ”x” は未知のものや名称の無いものを示す、と書かれています。
この例の一つがX線ですね。
レントゲン博士は、発見した放射線の正体がわからなかった為、未知の放射線であることから
“X ray”と呼んだとの事。
なるほど、なるほど。
機密性の高いプロジェクトを “project X” 、市場調査では調査対象の製品を”product X”などと
呼んだりしますね。
2. DTx(digital therapeutics)の”x”の由来
DTxはデジタルを使った「治療」ですが、”DTx”と言えば?真っ先に思い浮かぶのが治療用アプリ
という方も多いのではないでしょうか。
ところで、therapeuticsはなぜ”Tx”と略されるか?についても以前から素朴に疑問に思っておりましたので
こちらも調べてみました。
結論として
医療用語は頭文字に続く文字を、小文字の”x”で代用して略するのが通例とされてきたから
なようです。
あっさり解決しました。
ただ、なぜ小文字の“x”なのか?の理由は、残念ながらわかりませんでした。
前述のとおり、“x”が変数を意味することに関連している説もあるようです。
なので、treatment /therapyは”Tx”と略され、他にも以下のような略号があるようです。
Biopsy(生検) Bx
Diagnosis (診断) Dx
Fracture (骨折) Fx
Symptoms(症状) Sx
Prescription (処方箋) Rx
Prognosis(予後) Px
皆さん、ご存じでしたか?
私は、かろうじて“Rx”だけは知っていました(汗)
ちなみに、処方箋(Prescription)なら“Px”じゃないの?って思ってしまいますが
これは処方箋がラテン語で書かれていた中世の時代に遡り、ラテン語”Recipe”の”R”から来ているとの事です。
「DX」と「DTx」の”X”の由来がわかったところで、DTxに関する記事もまた書いてみようと思います。
まとめ
- “x”には trans(超えて、横切って、変換の、別の状態へ)や 変数・未知(転じて変革も)の意味があることから、
デジタルトランスフォーメーションは”DX”と略される。 - 英語の医療用語は頭文字以降の文字列は、小文字の“x”で代用されることがある
今回は以上です。
最後までお読み頂きありがとうございました。
参考 - KDDIまとめてオフィス
デジタルトランスフォーメーションはなぜDXと略される?DXの意義や具体的事例まで紹介 | Think with Magazine (kddimatomete.com) - 海外展開・海外進出支援ポータル GBM グローバルビジネスマッチング®https://gbm.jp/news/2020/05/31/digital_transformation/
- オルタナティブブログ
https://blogs.itmedia.co.jp/itsolutionjuku/2021/01/dtdx.html - DEFENITIVE HEALTNCARE
https://www.definitivehc.com/resources/glossary/t/treatment-tx - 日本原子力開発機構
https://www.jaea.go.jp/the_radiation_odyssey/pc/index.html - Oxford advanced Learner’s Dictionary, 10th edition, Oxford University Press
