英会話を伸ばしたいなら、「読む力」から

英語力を伸ばしたくて
「とにかく英語を聴きまくってます!」
「週3でオンライン英会話やってます!」
という方、多いのではないでしょうか。
もちろんそれも大事です。
でも、
「会議で英語は聞こえているけど、内容が頭に入ってこない」
「いざという時に、ぱっと滑らかに言えない」
こんな状態になっていませんか?
これ実は
「聞く」「話す」の練習が足りないんじゃなくて
その下にある土台がグラグラのまま積み上げようとしている のが原因かもしれません。
じゃあその土台とは何か。
リーディングです。
「え、読むこと? 英会話と関係なくない?」
そう思いますよね。
でもこの記事を最後まで読んでいただければ
「あ、リーディングってリスニングとスピーキングに直結してるんだ」
と納得して頂けるはずです。
<この記事を読んだらわかること>
・リーディングがなぜリスニング力・スピーキング力の土台になるのか
・4つのリーディングと効果
・リーディングで英語力が変わった、筆者自身の体験談
なぜリーディングが英会話の土台になるのか
「聞こえてるのに、わからない」の正体
「音としては聞こえている。単語も拾える。
でも、結局なんの話だったのかわからない。」
これ、「耳」の問題じゃないんです。
「意味を処理するスピード」の問題なんです。
会話は巻き戻しできない。音声も待ってくれません。
そのスピードに意味の処理が追いつかないから、
単語は拾えているのに文全体の意味がつかめない。
ではこの「意味を処理する力」ってどこで鍛えるのか?
リーディングで「英語を前から、塊ごとに意味を処理する」感覚を鍛えると、
それがそのままリスニングにも効いてきます。
文字で読んでもスムーズに意味がとれない英文は、
音声で聞いてもまず理解できませんよね。
だからこそ
リーディングで土台を鍛えるのです。
また、リーディングには
「自分のペースで止まって確認できる」
という最強のメリットがあります。
音声は流れてしまいますが、文字は逃げない。
さらに、読むスピードが上がると、
聞けるスピードも上がります。
つまり、リーディングで理解できる範囲が広がれば、
リスニングで理解できる範囲も広がる。
この関係を知っておくと、学習の組み立て方が変わります。
大人だからこそ「読む」が効率的
「でも、子どもは聞くだけで英語覚えますよね」
と思う方もいらっしゃるかもしれません。
たしかに子どもは、
英語のシャワーを浴びるだけで 言葉を吸収する力を持っています。
でも残念ながら、大人の脳はもうそのモードではないんですね。
その代わり、大人には子どもにない武器があります。
文法のルールや構造を「論理的に」理解する力です。
だからこそ、
文字で語順や文法を「目で見て確認しながら」
意味を理解できるリーディングが、
大人にとっては最も効率のいいインプット手段になります。
また、リスニングだと音は一瞬で消えますが、
リーディングならわからないところで止まって
自分のペースで考えられます。
よく聞き取れない音を何千時間聞き続けるより、
文字で確認して理解するほうが、大人の脳には速く定着します。
このような理由から、大人の英語学習においては
これまでの受講生さんや筆者自身の経験からも
「読む力を固めることが、聴く・話す力を底上げしてくれる」
と実感しています。
私が知っている英語が話せる人も
黙読なり音読なりで、 毎日一定量の英語を読んでいます。
リーディングの4つの種類とその効果
「リーディング」と聞くと、
難しい英字新聞をじーっと読むイメージがあるかもしれませんが
リーディングには主に精読・音読・速読・多読の4種類があって
それぞれ違う角度からリスニング力・スピーキング力を支えています。
一つずつ見ていきましょう。
精読—「正確にわかる」を積み上げる
単語・文法・文の構造を丁寧に理解していく読み方。
スピードより「精度」重視です。
ゆっくり読んでも意味がとれない英文は、
速く読んでも、聞いても、理解できません。
当たり前のように聞こえますが、
ここを飛ばしてリスニングや英会話に行ってしまう方が本当に多いんです。
まず精読で
「この英文の意味を正確に理解できる」という状態を作ること。
これがスタートラインです。
ネイティブの発話って、
音がつながったり消えたりしますよね。
でも文法の知識があれば、
聞こえなかった部分を脳内で補完できるんです。
文法構造が頭に入っていると、
英語を聞いたときに
「この後には目的語が来るはず」
「ここにはhaveがないと文が成立しない」
などと予測しやすくなります。
音読—文字と音を「つなぐ」作業
精読で理解した英文を声に出して読む練習。
声に出すことで「文字情報」と「音声情報」を脳の中でリンクさせます。
これを繰り返すことで、耳から音が入ったと同時に
日本語を介さず、直接「意味」が頭に浮かぶようになります。
また、英語特有のリズムやイントネーション、表現が
体に染み込んでいきます。
その結果、意識しなくてもそういった英語が
ふと口から出るようになります。
地味に見えますが、リスニングとスピーキング両方に効く、
かなり万能なトレーニングです。
速読—「処理スピード」を実戦レベルに上げる
速く読めるようになるほど
同じスピードの音声に脳が追いつきやすくなるので、
速読で処理速度を上げることはリスニング力に直結します。
また、情報を素早く処理できるようになると、
会話中に「次に何を言おう」と考える余裕が生まれますね。
言葉を組み立てるスピードが上がり、
会話のテンポについていきやすくなります。
多読—英語のまま処理する「回路」を作る
やさしめの英文を、辞書を引かずにどんどん読み進めます。
1ページに知らない単語が1〜2個程度が目安。
「訳す」のが目的ではなくて、
「英語を英語のまま、止まらず処理するスピードを上げる」
ことが目的です。
簡単な英文を返り読みしないで沢山読むことで、
「英語の語順」が脳に定着していきます。
また、
「この単語はこういう使い方をするのか」
「この単語はこの単語とセットで使うんだ」
といった感覚が身についていきます。
単語帳でバラバラに覚えた知識とは違って、
文脈の中で何度も出会った表現は
特定の場面で反射的に頭に浮かぶようになります。
4つの役割をまとめるとこうなります。
・精読 → 正しく理解する力を作る
・音読 → 文字と音声をつなぎ、聞き取れる・口から出る状態に自動化する
・速読 → 処理スピードを実戦レベルに引き上げる
・多読 → 英語のまま止まらず処理する回路を作る
どの組み合わせが合うかはレベルや目的によって変わります。
ただ共通して言えるのは、
精読で「正確に理解できる」土台がなければ、
他のどの練習も効果が薄くなってしまう
ということです。
リーディングで英語力が変わった話
ここまで理屈っぽい話が続いたので、 筆者自身の経験を少しお話しさせてください。
33歳で英語やり直し
筆者が本格的に英語をやり直し始めたのは、33歳のとき。
地方の会社で働きながら、海外の大学院への留学を決意したのがきっかけでした。
ここで英語力が一気に伸びたポイントが2つあります。
まず取り組んだのが文法のやり直し。
TOEFL受験のために文法を一から学び直しました。
そしてもうひとつがリーディングです。
大学院では毎週英語の論文や専門書を読む課題が出ます。
最初は1ページ読むのに、何十分も、下手すると何時間も
かかってかなりしんどかったです。
でも音読や洋書と合わせて毎日読んでいるうちに
「意味が頭にスーッと入ってくる」感覚がつかめてきました。
もちろん、読むスピードも速くなっていきました。
その結果、
講義で聞き取れなかった先生やクラスメイトの話が
理解できるようになりました。
そして、読んで頭に入れた英語が、
自然と口から出てくるようになりました。
もちろん、読むスピードも速くなりました。
これが、リーディングが私の英語レベルを上げてくれた
と感じた最初の実体験です。
まとめ
「英会話が伸びない」と感じているとき
多くの方は「もっと話す練習を」「もっと聴かなきゃ」
と考えがちです。
でもリーディングを軸にすることが遠回りに見えて実は近道。
意外と後回しになりがちなリーディング。
「今の方法でなんか伸び悩んでるな…」と感じていたら、
ぜひ一度リーディングという視点から
ご自分の学習を見直してみてください。
最後までお読み頂きありがとうございました。
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