【英語中級者向け】スピーキング力を伸ばす!海外ドラマ・映画の効果的な活用法

はじめに
「字幕なしで海外ドラマや映画を観たい!」
そんな憧れから、洋画や海外ドラマを英語学習に活用している人も多いのではないでしょうか。
特にリスニング力アップを目的にしている方が多いと思いますが
実は少し工夫するだけでスピーキング力も伸ばすことができるんです。
この記事では、海外ドラマや映画を“最強のスピーキング教材”に変える具体的なステップをご紹介します。
お気に入りの作品を楽しみながら、英語が「話せる」ようになっていきましょう!
なぜ海外ドラマ・映画がスピーキングに効果的なのか?
海外ドラマや映画が、リスニング教材にとどまらず
スピーキング力を伸ばすのに最適な理由は次の3つです。
① ネイティブのリアルな会話が学べる
市販の教材ではなかなか学べない、ネイティブの自然な英語表現をそのまま学べるのが最大の魅力です。
例えば、ビジネスパーソン向けには以下のような表現が登場します:
- Let’s circle back on that.(それはまた後で確認しましょう)
- That’s not going to fly.(それは通用しない)
- I see where you’re coming from, but…(言いたいことはわかりますが…)
こうした「生きた英語」は実際のビジネスシーンでもそのまま使えるため
当スクールでもリアルな英語を身に付けたい学習者さんには海外ドラマや映画を活用して頂いています。
② 発音・リズム・イントネーションの習得に最適
英語を話す際には、語彙や文法だけでなく、音の使い方(プロソディ)も重要です。
- 連結(例:Did you eat? → Didja eat?)や脱落音
- 感情を込めた抑揚・リズム
- 語尾の上げ下げによるニュアンスの違い
ドラマや映画ではこうしたネイティブのリアルな発音をリアルなスピードで聞く事ができます。
③ 楽しみながら継続できる
英語学習の最大の敵は「飽き」。
その点、海外ドラマや映画は楽しみながら継続できるのが大きなメリットです。
- 好きなジャンルや俳優の作品を選ぶことでモチベーションが続く
- 繰り返し観ることで、自然とセリフが口に出てくるようになる
楽しく続けられる学習は、結果的に最も効果的です。
海外ドラマ・映画がスピーキングに効果的な理由
① ネイティブのリアルな会話が学べる
② 発音・リズム・イントネーションの習得に最適
③ 楽しみながら継続できる
スピーキング力UPのための鑑賞ステップ
ここからは、海外ドラマや映画を使った話せる力に変えるための6ステップ学習法をご紹介します。
1回の練習で使うシーンは、30秒、長くて1分程度に区切って取り組むのがおすすめです。
ステップ①まずは英語字幕でリラックスして観る
まずは作品全体またはエピソード全体を英語字幕付きで視聴し、ストーリーを楽しみながら理解します。
日本語字幕は意味やニュアンスが分からない箇所のみ参考に確認する程度にします。
知らない単語や表現が出てきたら辞書で調べておきます。
ステップ②:字幕なしで聞き取りチャレンジ
次に字幕を見ずに、どこまで聞き取れるか確認します。
すべてを聞き取れとれなくても落ち込む必要はありません。
この後のトレーニングをやっていけば、少しずつ聞き取れるようになります。
私も最初から全部は聞き取れません。
数回視聴して「もうこれ以上は聞き取れない」と限界を感じたら
聞き取れなかった部分をディクテーション(書き取り)します。
聞き取れない単語は聞こえたままカタカナでメモでOKです。
ステップ③:英語字幕で答え合わせ&分析
英語字幕を表示して、ディクテーションの答え合わせをします。
この時になぜ聞き取れなかったのか、原因を分析しましょう。
このステップは自分の伸びしろポイントを知る上で特に重要です。
そして
「この英語をさらっと言えるようになりたい」
「この英語は仕事で使えそう」
と思うフレーズや表現をノートにメモします。
ステップ④:セリフを真似して口に出す
聞き取れなかった英語やメモしたフレーズ・表現を、音声を真似しながら声に出して練習します。
サラっと言えるようになるまで繰り返すことで、スピーキングの瞬発力が高まります。
ステップ⑤:英語字幕付きで音読練習
このステップでの音読練習は、必ず意味を意識しながらやってください。
英語字幕を見ながら、
①まずセリフ毎に一時停止しながら、リピートします。
②滑らかに言えるようになったらオーバーラッピング(音声と同時に自分の声をかぶせて話す)をします。
③音声に遅れずに言えるようになったら最後はシャドーイングします。
ここでシャドーイングをする目的は二つあります。
一つは音と意味を結び付けて、音の意味を瞬時に理解できるようにする為です。
もう一つは英語表現を定着化させて、使いたい場面でぱっと言えるようにする為です。
そして
この時に以下のポイントに意識しましょう。
・必ず意味を理解しながら声に出す
・抑揚・リズム・スピードを真似する
・表情やジェスチャーも真似して“演じるように話す”
感情や動きを伴って覚えたフレーズは、記憶に残りやすく、実践で使いやすくなります。
最初はうまく口が回らないかもしれません。
1倍速が難しいと感じる場合は、再生速度を下げて、
その後に1倍速に上げて練習してみてください。
何度も繰り返すことで、少しずつスムーズに言えるようになります。
スムーズに言えるようになったら、自分の声を録音して、語彙抜けなどないか、音声の真似ができているか
チェックしましょう。
ステップ⑥:字幕なしでシャドーイング
最後は字幕をオフにして、シャドーイングしてみましょう。
完璧にできなくてもOK。
最初に比べて聞き取れる・話せる感覚がつかめていれば大成功です!
ステップ⑦:覚えた表現をアウトプットする
学んだフレーズを、実際に自分の言葉として使うことで
記憶が定着し、スピーキング力が向上します。
- 自分の日常生活や仕事に関連づけて英作文(日記など)、独り言英語
- ChatGPTやAIと会話練習
- スキマ時間にメモを音読して反復練習
また、ステップ⑤の音読練習は1回やって終わりにせずに
同じ週、翌週にも同じシーンを使って反復でやってみましょう。
定着の度合いが断然違ってきます。
英語学習におすすめの海外ドラマ&映画
難易度別におすすめ作品をご紹介します。
難易度:低め
- Toy Story(トイ・ストーリー)
日常的な英語表現が豊富で、テンポもゆっくりめで安心。 - Finding Nemo(ファインディング・ニモ)
感情豊かなやり取りが多く、聞きやすい英語で楽しく学べます。
難易度:中
- The Devil Wears Prada(プラダを着た悪魔)
ファッション業界を舞台に、職場でのやりとりが豊富。 - Emily in Paris(エミリー、パリへ行く)
仕事とプライベートが絡むストーリーで、SNS・現代英語表現も多め。
難易度:高め
・SUITS(スーツ)
法律事務所が舞台。論理的でスピード感のある会話が特徴。ビジネス英語の実践練習に。
・Grey’s Anatomy(グレイズ・アナトミー)
医療用語は多いものの、日常会話の感情表現が豊富で応用力がつく。
大事なのは「自分が好きな作品」を選ぶことです。
楽しめるかどうかで、続けられるかが決まります。
繰り返し観ることで、耳も口もだんだん英語に馴染んでくるはずです。
おすすめ視聴方法
ストリーミングサービスでは、字幕の切り替えや速度調整が可能なHuluやNetflixがおすすめです。
特にNetflix × Language Reactor(Chrome拡張)を活用すれば
英語字幕と日本語字幕を同時に表示でき、スクリプトの保存も可能です。
まとめ
海外ドラマや映画は、ただ「観て楽しむ」だけではなく
使い方次第で強力なスピーキング教材に変わります。
スピーキング力UPのための7ステップ(振り返り)
ステップ①:まずは英語字幕でリラックスして観る
→ ストーリーを楽しみつつ、英語のリズムや表現に慣れる。
ステップ②:字幕なしで聞き取りチャレンジ
→ 自分のリスニング力を試し、必要に応じてディクテーション。
ステップ③:英語字幕で答え合わせ&分析
→ 聞き取れなかった原因を確認し、使いたいフレーズをメモ。
ステップ④:セリフを真似して口に出す
→ 実際に口を動かして、発音と瞬発力を鍛える。
ステップ⑤:英語字幕付きで音読
→ 必ず意味を意識、抑揚や表情も真似して“演じるように”練習。
ステップ⑥:字幕なしでシャドーイング
→ 音だけで反応できるかを試し、効果を確認。
ステップ⑦:覚えた表現をアウトプットする
→ 日記、独り言、AIとの会話などで実際に使って定着。
ただ観るだけではなく、「聞いて・真似して・話す」というステップを取り入れることで
その効果は何倍にも広がります。
英語を話せるようになるには、毎日少しずつでも「声に出すこと」がカギです。
お気に入りの作品を使って、楽しく、無理なく、自分のペースで続けていきましょう!
最後までお読みいただき、ありがとうございました
