ビジネスで「果物」!? 会話力UPする果物を使った英語表現7選

ビジネスシーン、特にマーケティングに関連するディスカッションでは「果物」を使った英語表現によく出会います。
意識していると結構多い事に気づきます。
これは、果物は「収穫」や「成果」といったポジティブな意味を含んでいることと
果物は誰にとっても一般的で、表現が視覚的でわかりやすいことが背景にあるようです。
そこで、今回はビジネスパーソンが知っておきたい果物を使った英語表現をご紹介します。

1. low-hanging fruits
直訳すると、「低くぶら下がっている果物」。
ブドウとかリンゴとか、なんだか絵が目に浮かびますね(笑)
つまり、簡単に採れてしまう果物という意味ですが
これがビジネスでは、そこまで労力をかけることなく手にすることができる(と思われる)結果やモノを意味します。
(例文)
“Let’s focus on low-hanging fruit to quickly boost our patient satisfaction level.
I think we can start by addressing the most common complaints first.”
患者満足度を迅速に向上させるために、まずは簡単に達成できる事に集中しましょう。
まず最も一般的な苦情に対処することから始めるのが良いと思います。
2. apples-to-apples
何かを比較する時、同じ条件や基準となっている状態を示します。
日本語の会議でも使われることありますね。
ちなみに、”apples-to-oranges”は逆の意味で、比較にならないものを比較している時に使われます。
(例文)
“When evaluating different treatment options, make sure it’s an apples-to apples comparison.”
異なる治療選択肢を評価する際には、同じ条件での比較になっているかご確認下さい。
(例文)
“Comparing the clinical test results of pediatric patients to elderly patients is like an apples-to-oranges comparison.”
小児患者と高齢患者の健康結果を比較することは、全く異なるものを比較するようなものです。
3. bear fruit
努力や苦労などが「実を結ぶ」「報われる」といった意味ですが
これは日本語の表現「実を結ぶ」とほぼ同じでわかりやすいですね。
ちなみに、この表現やlow-hanging fruitでの”fruit”ですが、複数形(“fruits”)ではなく単数形となるのがミソです。
(「成果」や「結果」の意味で使われる場合の”fruit”は単数扱いとなります!)
(例文)
“The research project we’ve been working on for years are finally bearing fruit.”
何年も取り組んできた研究プロジェクトがついに実を結びつつあります。
4. cherry-pick
自分達にとって都合のよいモノやヒトを選ぶことを意味します。
公正でないことを指摘するような、批判的な意味合いが含まれることもあります。
ところで、なぜapple やorangeではなくcherryなのでしょうね?
apple やorangeは一度に大量に収穫できるのに対し
cherryは実が小さいので、良い実とそうでない実の選別が難しい事が由来しているようです。
なので、沢山ある中で綿密に選んでいる意味が込められているのですね。
(例文)
“When preparing the market research report, avoid cherry-picking data to support a predetermined conclusion.
市場調査報告書を作成する際に、あらかじめ決めた結論を支持するために都合の良いデータだけを選ばないように。
5. sour grapes
欲しかったものを手に入れられなかったときの「負け惜しみ」の意味で使われます。
この表現はイソップ寓話「「狐と葡萄(The Fox and the Grapes)」に由来してて
この寓話の中で、空腹なキツネが何度も跳び上がってブドウを取ろうとしたものの
どうしても届かず、最終的に諦めて「あのブドウは酸っぱくて、どうせ美味しくないだろう」
と言って去っていった・・という話からきているそうです。
可愛い表現ですね!
(例文)
“He said he didn’t want the promotion anyway, but it sounded like sour grapes.”
彼は昇進なんて欲しくないと言っていましたが、それは負け惜しみのように聞こえた。
6. bad apple
グループ内で悪影響を及ぼす人物の事を意味します。
これは、腐ったリンゴが他のリンゴにも影響を及ぼし、全体を腐らせてしまうという
農業の観察に由来しているそうなんですが
日本では「腐ったみかん」に例えた同じような表現があったような・・。
(例文)
“He is a bad apple in the team. we need to address his behavior immediately.”
彼はチーム内で悪影響を及ぼす人物です。彼の行動に直ちに対処する必要があります。
7.as American as apple pie
非常にアメリカ的であることを意味する表現。
以前に仕事で知り合った、アメリカに住んでいる韓国人の方に
アメリカにどれ位住んでいるのか?とお尋ねした時、このような返事が返ってきました。
“I was born and raised in the U.S., so I am as American as apple pie.”
(アメリカで生まれ育ったので、もう完全にアメリカ人ですね)
彼女のこの返事を聞くまで、私はアップルパイがアメリカらしさを象徴するとは知りませんでした。
(例文)
”Direct-to-consumer campaigns are one of the common tactics in the U.S., as American as apple pie.”
消費者に直接広告を出すキャンペーンは非常にアメリカ的で、米国では一般的な戦術の一つです。
まとめ
今回ご紹介した中でもし知らなかった表現があったら、是非これを機会に覚えて頂けたらと思います。
これらの表現を知っておくと、より効果的に意思疎通を図ることができます!
- low-hanging fruit :労力をかけずに得られる成果やモノ
- apples-to-apples :同じ条件や基準で比較している状態
- apples-to-oranges:同じ条件や基準での比較になっていない状態
- bear fruit :努力が実を結ぶ
- cherry-pick :都合の良いものを選ぶ
- sour grapes :負け惜しみ
- bad apple :グループ内で悪影響を及ぼす人
- as American as apple pie:非常にアメリカ的であること
本日は以上です。
最後までお読み頂きありがとうございました。








